そもそも「犬のしつけ」って必要?

犬のしつけって必要?

一般の方が「犬のしつけ」と聞いて、一番に思い浮かべるのは何でしょうか?

「おすわり」「ふせ」「お手」?

ドッグトレーナーが「犬のしつけは必要ありません」なんて言ったら、存在意義が無くなりますね。
私は「まあまあ必要」だと、今のところ思います(こんな書き方していいのかな)。

犬が噛むようになってしまったら、近寄ることも出来なくなりますし、大変困ります。
飛びつきに関しては、小型犬だったら服が汚れる程度で済みます。
でもラブラドールに思いっきり飛びつかれたら、倒れて怪我します。困ります。
散歩に行こうと思っても、思いっきり引っ張る子だったら歩くのも大変です。困ります。
来客時に吠えまくる。お客さんとの会話が聞こえません。困ります。
部屋中におしっこしてしまう。掃除が大変です。困ります。

全部、ヒト目線から書きました。

もちろんこれらの困りごとが少しでも改善するように「しつけ」ることも大事です。

でも、本当に最低限のしつけを怠った場合、またはしつけの方法を間違えて、問題がこじれてしまった場合、困るのは人だけではありません。

むしろ、一番の被害者は犬かもしれません。

 

おすわりが出来ないからと言って、捨てられる犬はいません(たぶん)。

おすわりが出来なくたって、家族に大事に大事にされて、
具合が悪くなったら病院で治療を受けさせてもらえて、
飼い主さんとお散歩に行ったり、心地よい寝床で安心してお昼寝したり、
近所の方に迷惑もかけずに、愛されて生涯過ごせるなら、私はそれでいいと思います。

犬も、飼い主さんも、周りの人も、みんな幸せなら、それでいいんです。

 

でも現実には、飼い主さんですら触れない犬、たくさんいます。

病気になっても病院にも連れていけないし、治療を受けさせることも出来ない。
ブラッシングもできないし、一緒にくつろぐなんて夢のまた夢。

怖いから近づけない。
こんなはずじゃなかった。
可愛くない。

 

つながれたまま、ただ「生かされている」犬。
最悪の場合、捨てられる。殺処分される。

そうなったら、一番の被害者は犬です。
誰も幸せじゃない。
そうなってほしくないんです。

 

お手が出来なくてもいいし、ちょっとくらい飛びついてもいい。
とにかく、飼い主さんが安心して触れる犬になってもらいたい。
飼い主さんと一緒にいると安心!楽しい!って、犬に思ってもらいたい。
飼い主さんにも、この子がうちに居てくれて、本当に幸せ!って思ってほしい。
病院に行ったら、ちょっと怖いけど我慢して、適切な治療が受けられる犬でいてほしい。
近所の方にも、あそこのわんちゃん可愛いね、って思ってもらいたい。

そのための「しつけ」というか「トレーニング」というか、言い方はなんでもいいんですが。

そのための努力は、絶対に必要だと思います。

そのお手伝いをするために私はドッグトレーナーになりました。

もうなんだかよくわからない文章だけど、おしまい。