二ヶ月に一回、勉強のために博多に通っている私ですが。
今回は博多を飛び越え、こんなところに行ってきました。
福岡県の大牟田市(あと一歩で熊本県)にある、大牟田市動物園です。
この動物園は「ハズバンダリートレーニング」に力を入れていることでとても有名なのです。
ハズバンダリートレーニングとは。
動物たちの日常的なケアや治療において、動物たちが進んで協力してくれるように行うトレーニングのことを言います。
ケアや治療で受けるストレスを減らすだけではなく、お互いの安全にも寄与してくれます。
ずっと行きたいと思っていた、でも遠すぎて行けなかった大牟田市動物園。
今回、福岡で私に応用行動分析学を教えて下さっている青木愛弓先生のご紹介で、大牟田市動物園で行われる、動物園関係者向け講演会に参加できることになったのです!
演者は西牟田真麻(にしむたまあさ)さんという、めっちゃキラキラしててかわいい人です。
飲み会チックなものでご一緒したことはあるのですが、講演を聞くのは初めてでした。
真麻さんのホームページはこちら。
西牟田真麻さんは、アメリカの北テキサス大学で応用行動分析学を専攻し、ご自身の愛馬(ジャクソン)の生活の質向上のため、正の強化のトレーニングを行なっています。
↑昼、一般来場者向けの講演会にて。
閉園後に関係者対象の講演会が開催されました。
昼の講演のタイトルは
「科学の目で馬とトレーニングし、馬の生活の質を向上しよう!」
「馬を」トレーニング、ではなく、「馬と」トレーニング。
なんですよ。
『結果をすぐ求めるのではなく、トレーニングのプロセスを双方が楽しめるようなトレーニングプランを立て、それを実践する』(by真麻さん)
動物のトレーニングにおいては「結果よければ全てよし」という言葉は当てはまりません。
トレーニングの目的は、動物たちに我慢させることでもなく、何かをやめさせることでもなく、私たちの言うことに従わせるためのものでもありません。
『動物たちの生活の質をより豊かに、向上させること』(by真麻さん)
これを絶対に忘れてはいけないなと思いました。
(なんか小学生みたいな感想。もっと文章力が欲しい)
それと、真麻さんが終始、とにかく楽しそうに、嬉しそうにお話ししてくださったのが印象的でした。
真麻さん自身がトレーニングをものすごく楽しんでいるんだということが伝わってきました。
(そこらへんのキラキラ女子なんて目じゃないほど眩しかった。。。)
講演の合間には、大牟田市動物園で行われているハズバンダリートレーニングを実際に見せていただきました。
クレートの中にはインコさんがいます。
このまま獣医師のところへ行き、おやつを食べて帰ってきたり、引っ越し予定のケージの前まで行って、おやつを食べて戻って来る「おさんぽ」を行っているところです。
これはキリンさんのハズバンダリートレーニング。
採血のために首をこちらに持ってきてもらっている場面です。
(キリンさん、すごく可愛かった)
他にもツキノワグマ、レッサーパンダ、モルモットなどのトレーニングを見学させてもらうことができました。
とにかく暑い日でした。
そして、熱い人たちに囲まれて、ますます暑く、熱かった。
ABA(応用行動分析学)が繋いでくれた縁に感謝です。
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