こんにちは!シェルパ・ペットサービスのてぐりです。
突然ですが・・・
犬のしつけに関するクイズです!
まるかバツで答えてくださいね!
クイズです!
『犬の首は強いので、しつけの際に多少ショックを与えても大丈夫だ』
さて。
まる?
それとも、バツ?
引っ張る犬にはチョークチェーンでトレーニングするといいって言われたこともあるし。
正解は・・・
・
・・
・・・
・・・・
・・・・・
バツです!!
犬の首も人間と同じ
犬の首には、気管・食道・甲状腺・頸椎・リンパや頸静脈など、重要な器官が集まっています!
人間と同じですね。
ここで少しご自分の喉元を触ってみてください。
ちょっと怖くて、ギュッ!!とは握れませんね・・
オエッてなりそう。
さて、愛犬の喉元も同じように少し触ってみてください。
犬の首、頑丈そうに感じましたか?
しつけと称して、首輪につけたリードを人間が引っ張るとどうなる?
首を損傷するリスクが上がる
- 気管虚脱(気管が潰れ呼吸困難になる)
- 咽頭の損傷
- 頚椎の損傷
・・・など、首を損傷するリスクが上がります。
首や脊髄の損傷は、四肢の麻痺や神経の麻痺の原因となることもあります!
目や耳などにも異常が発生する可能性
眼圧の上昇や、甲状腺・耳の異常を引き起こす可能性があります。
脚への影響も
前肢への神経を刺激し、前肢を過剰に舐めるようになったり、跛行(はこう)を引き起こす可能性があります。
その他の問題行動を引き起こす可能性
リードショック(首輪につながったリードを強く引くこと)により体を損傷し、どこかに痛みを抱えた犬は、時に攻撃的になったり、人との接触を拒むようになることもあります。
また、リードショックの痛みや不快感と、リードショックが与えられるタイミングで周囲に存在しているもの(飼い主、他人、他犬など)とを犬が関連づけてしまうなど、人間側が予期していなかった問題が発生する可能性があります。
こっちに近づかせないように、犬を見たら今度こそ先制攻撃しないと!!
チェーンの音を合図として使う?
「リードを引くのはショックではなく、合図を送るためだから大丈夫」
「チェーンの音ではっと我に返らせるためにチョークチェーンやハーフチョークを使う」
こう説明されたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
犬は生まれながらにしてチェーンの音を合図として理解している訳ではありません。
軽い刺激やチェーンの音を「合図」として機能させるためには、やはりそれまでに首に強い刺激を与え続けることが必要になります。
あなたにその方法を勧めたトレーナー・訓練士・犬友は、そこに存在するリスクを科学的に説明してくれますか?
リードをつなぐのはハーネスがおすすめ
犬を心身ともに傷つける恐れがあるので、犬の「しつけ」と称して、犬の首にショックを与えるということは決しておすすめしません。
リードは犬をコントロールするものではなく、犬を守るためのものです。
車で例えると、ハンドルではなくシートベルトですね。
首輪にリードをつなぐと、意図せずとも犬の首に衝撃を加えてしまうこともあり得るので、私は散歩には首輪ではなくハーネス(胴輪)をおすすめしています!
首輪には迷子札をつける。
そして良質なハーネスにリードをつける。
このスタイルがおすすめです!
このクイズ、Instagramでも連載?しています。
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犬のしつけに体罰や天罰は必要ありません。
犬のしつけについてお困りの方は、知識の更新を続けていて、報酬ベースのトレーニングを提案してくれるドッグトレーナーに相談されることをおすすめします!
シェルパ・ペットサービスまでお気軽にご相談ください!
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