犬にレッテルを貼ると、色々こじれる。

シェルパ・ペットサービスのてぐりです。

 

いろんな飼い主さんとお話しをしていると、

「うちの家族が犬を甘やかすんです!ダメですよね?」
「私がこの子を甘やかしたから噛むようになったんでしょうか?」

というような質問を、よーく受けます。


ですが 「甘やかす」とは具体的にどのような行為を指しているのか?
これが分からないと、何もお答えすることができません。

 

犬や人の行動について考える際に
まず必要なのは
客観性・具体性です。

主観や抽象的な表現は排除します。

 

人のことを噛む犬がいたとします。

その犬が人を噛む場面を見て

Aさんは「攻撃的な犬だ」
Bさんは「甘やかされた犬だ」
Cさんは「怖がりな犬だ」
Dさんは「服従心が足りない犬だ」

とレッテルを貼る。


同じ犬の同じ行動なのに
それぞれ主観をもとに
その犬をどうにかしようとすると

Aさんは「攻撃的な犬のトレーニング方法」を
Bさんは「甘やかされた犬をしつけ直す方法」を
Cさんは「怖がりを直す方法」を
Dさんは「服従心を養わせる方法」を
模索することになります。

同じ犬の、同じ行動なのに!

 

主観をもりもり盛り込んで
勝手にストーリーを作ったり
犬にレッテルを貼ったりすると、
言語に支配されている私たち人間は
簡単に本質を見失ってしまいます。


犬の行動でお悩みの場合は・・・

どんなときに
どうしたら
どうなったのか?

犬の行動の前後で、
どのような環境の変化があったのか?

この辺をしっかり聞き出してくれて、
レッテルは排除し、
犬や人の行動を科学的に客観的に見てくれる。

そのような専門家を頼ってみましょう。