「犬が、散歩の時に私より前を歩いてしまうんです。どうしたらいいですか?」
ここ最近、立て続けに、複数の飼い主さんからこの質問を受けています。
「犬に前を歩いて欲しくないんですか?」と伺うと、
「犬が飼い主より前を歩いたら、主従関係が逆転するからダメ、って書いてあったので・・・」と。
私は毎回、すごく真面目な飼い主さんなんだなあ、と思いながらお話を伺っていました。
犬は人より前を歩いてはダメ?
結論から言うと、犬が人間より前を歩くこと自体は全く問題ではありません。
むしろ、前を歩いてもらわないと犬のボディランゲージが見えず、不便ではありませんか?
犬が苦痛に溺れてしまわないように、我々は、犬の耳の動き・頭の高さ・鼻先の向き・尻尾の動き・重心移動など、犬の出すサインをつぶさに観察している必要があるのです。
「犬が飼い主より前を歩く」 = 「犬が飼い主を下に見ている」という事実もありません。
・・・こんなこと、誰が言い出したのでしょうか。
犬ですよ。犬が普通に歩いたら、我々より速度が速いのは当然のことです。
真面目な飼い主さんが、悩まなくていいことで悩んでしまう。
そんな情報が溢れすぎていると感じています。
ただし。
リードがピンと張ったまま、首輪に負荷がかかり、犬がゼーゼー言いながら散歩している。
この状態は犬の身体に負担がかかるので良くありませんし、犬が正確なボディランゲージを出すこともできません。
このような場合、まず、首輪ではなくハーネス(胴輪)に変更します。
その上で、リードをたるませた状態で歩くことを、犬と飼い主さんが練習する必要があります。
「引っ張りをやめさせるトレーニングは、チョークチェーンや首輪でしかできない」?
「ハーネスは引っ張りを助長するからダメ」?
いえいえ、そんなことはありません。
Sherpa Pet Serviceでは、ハーネス着用でのトレーニングを強くおすすめしています。
チョークチェーン、プロングカラーなど、犬の心身に負担をかける道具の使用には断固反対します。
「犬の首は強いから、ショックをかけても大丈夫」なんてのは嘘です。
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どうか安易に、犬の首にショックを与えないでください。
ただし、ハーネスならどんなハーネスでもオッケー!という訳ではないのが残念なところです。
この辺の話は、また今度書けたら書きます。
オンライン販売部でも、おすすめハーネスの一部(バランスハーネスなど)をこっそり販売していますので、ぜひご覧くださいね。
参考
Sherpa Pet Serviceオンライン販売部BASE
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